入れ歯の種類と選び方|特徴・費用・メリットを徹底解説
2025年08月30日(土)
歯のコラム
こんにちは。岡山市北区津島西坂の歯医者「MAEDA DENTAL CLINIC」です。

歯を失い、入れ歯を考え始めたものの、「種類が多すぎて、何が自分に合うのか分からない」とお困りではありませんか。保険が使えるものと自費のもので、何がどう違うのかも気になるところですよね。
入れ歯は、食事や会話の快適さを左右する、生活に密着した大切なパートナーです。費用だけで選んでしまうと、後から「痛い」「見た目が気になる」といった後悔につながることも。
この記事では、保険と自費の主な入れ歯の種類を比較し、それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説します。後悔しないための選び方のポイントや費用の目安もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
入れ歯とは

入れ歯とは、歯を失った部分に人工の歯を補うための装置で、取り外しができる補綴(ほてつ)装置の一種です。
主にレジン(樹脂)や金属などの素材で作られており、部分的に歯を補う「部分入れ歯」と、すべての歯を補う「総入れ歯」に大別されます。
入れ歯は、噛む機能や発音、見た目の回復を目的として使用され、患者様の口腔内の状態や希望に合わせて設計・製作されます。自分で取り外して清掃できる点も特徴のひとつです。
入れ歯が必要となる主なケース
入れ歯が必要となるのは、むし歯や歯周病、外傷などで歯を失った場合が主なケースです。特に複数の歯が失われている場合や、残っている歯の本数や状態によっては、ブリッジやインプラントが適応できないこともあり、入れ歯が選択肢となります。
また、高齢者や全身疾患などの理由で外科的な治療が難しい場合にも、入れ歯は身体への負担が比較的少ない治療法として検討されます。
入れ歯の種類や適応は、個々の口腔内の状況や生活背景により異なるため、歯科医師と十分に相談することが大切です。
入れ歯の種類と特徴

入れ歯にはさまざまな種類があり、それぞれの特徴や選択肢があります。ここでは、種類や特徴について解説いたします。
総入れ歯と部分入れ歯の違い
総入れ歯は、すべての歯を失った場合に使用される入れ歯で、上顎または下顎全体を覆う形状です。
一方、部分入れ歯は一部の歯が残っている場合に用いられ、残存歯にバネなどで固定して使用します。
総入れ歯は口腔内全体をカバーするため安定性が求められ、部分入れ歯は残っている歯を活用して咀嚼機能を補います。
保険適用の入れ歯の種類と特徴
保険適用の入れ歯は、主にレジン(プラスチック)製のものが一般的です。費用負担が抑えられる一方、強度や装着感に制限がある場合もあります。
部分入れ歯の場合は金属のバネ(クラスプ)を使用することが多く、見た目や違和感が気になることもありますが、必要最低限の機能を確保できる選択肢です。
自費診療の入れ歯の種類と特徴
自費診療の入れ歯には、金属床義歯やノンクラスプデンチャーなど多様な種類があります。金属床義歯は薄くて丈夫で装着感に優れ、ノンクラスプデンチャーは金属バネを使わず見た目が自然です。
また、使用する素材や設計の自由度が高く、個々の口腔状態や希望に合わせたオーダーメイドが可能です。ただし、費用は保険適用より高額となります。
主な入れ歯の種類ごとの特徴と選び方

入れ歯にはさまざまな種類があり、それぞれの特徴や選び方を理解することが、ご自身に合った治療法を見つける第一歩となります。
レジン床義歯(保険の入れ歯)
一般的に健康保険が適用されるため費用を抑えやすい入れ歯です。素材はレジン(樹脂)でできており、修理や調整が比較的容易ですが、厚みがあるため違和感を感じる方もいます。
金属床義歯(薄くて丈夫なタイプ)
床部分に金属を使用しているため、レジン床よりも薄く、熱伝導性が高いのが特徴です。
装着時の違和感が軽減されやすい一方、保険適用外となる場合が多く、費用負担が大きくなる可能性があります。
ノンクラスプデンチャー(バネのない入れ歯)
金属のバネを使わず、見た目が自然で審美性に配慮されています。
金属アレルギーの心配は少ないですが、適応できる症例に限りがあるため、事前に歯科医師とよく相談することが重要です。
シリコーン義歯(やわらかい入れ歯)
シリコーン素材を使い、歯ぐきへの負担を軽減することを目指した入れ歯です。痛みや違和感を感じやすい方に選択肢となることがありますが、耐久性やメンテナンス面で注意が必要です。
マグネットデンチャー(磁石を使う入れ歯)
残存歯やインプラントに磁石を装着し、入れ歯を安定させる方法です。着脱が簡単で安定感を得やすい反面、適応には条件があるため、診断が重要です。
インプラント支持デンチャー
インプラントを支えにして入れ歯を固定する方法で、しっかりとした噛み心地が期待できます。ただし、外科的処置が必要となり、全身状態や骨の状態によっては適応できない場合があります。
精密義歯・BPSデンチャー
精密な型取りや咬合調整を行い、個々の口腔内に合わせて作製される入れ歯です。快適な装着感を目指しますが、費用や製作期間について十分な説明を受けることが大切です。
入れ歯の種類ごとのメリット・デメリット

ここでは、見た目や装着感、噛み心地、耐久性やメンテナンス性、費用や保険適用の範囲について詳しく解説します。
見た目・装着感・噛み心地の違い
部分入れ歯や総入れ歯、金属床義歯、ノンクラスプデンチャーなど、入れ歯の種類によって見た目や装着感、噛み心地は異なります。
例えば、金属床義歯は薄く仕上げやすいため違和感が少ない傾向がありますが、ノンクラスプデンチャーは金属バネが見えにくく審美性に配慮されています。
ただし、どの入れ歯も天然歯とまったく同じ感覚にはなりにくく、個人差も大きい点に注意が必要です。
耐久性やメンテナンス性の比較
金属床義歯は強度があり長期間使用しやすい一方、レジン床義歯は破損しやすい場合があります。ノンクラスプデンチャーは柔軟性がある反面、素材の特性上、変形や劣化が起こることもあります。
いずれの入れ歯も、適切なケアや定期的な調整が重要で、自己判断での修理や調整は避けることが推奨されます。
費用と保険適用の範囲
保険適用の入れ歯はレジン床義歯が中心で、費用負担を抑えられます。金属床義歯やノンクラスプデンチャーは多くの場合自費診療となり、費用は高額になる傾向があります。
保険適用の範囲や費用は、使用する素材や設計、患者様の症状によって異なるため、事前に歯科医師と十分に相談することが大切です。
自分に合った入れ歯の選び方

入れ歯の種類を選ぶ際には、ご自身の生活や希望、口腔内の状況に合わせて慎重に検討することが大切です。
ライフスタイルや希望に合わせた選択ポイント
入れ歯には部分入れ歯や総入れ歯、金属床やレジン床などさまざまな種類があります。
例えば、食事や会話のしやすさ、見た目の自然さ、装着時の違和感の少なさ、費用面など、ご自身のライフスタイルや重視したいポイントによって適した入れ歯は異なります。
また、日常的なケアのしやすさや、アレルギーの有無も選択の重要な要素です。
歯科医師との相談時に伝えたいこと
入れ歯を作製する際は、現在の健康状態や持病、日常生活で困っていること、これまでの入れ歯経験などを歯科医師にしっかり伝えることが大切です。
希望や不安を率直に話すことで、より自分に合った入れ歯の提案を受けやすくなります。遠慮せずに疑問点や要望を相談しましょう。
入れ歯を快適に使うためのポイント

入れ歯を長く快適に使い続けるために必要なポイントを解説します。
日常のお手入れ方法
入れ歯は毎日取り外して専用のブラシで丁寧に洗浄し、食べかすや歯垢をしっかり落とすことが大切です。強い力でこすったり、熱湯を使ったりすると変形や破損の原因になるため、ぬるま湯と専用洗浄剤の使用が推奨されます。
また、就寝時は外して水につけて保管することで、口腔内の健康を保ちやすくなります。
トラブルが起きたときの対処法
入れ歯が合わなくなったり、痛みや違和感が生じた場合は、自己判断で調整せず、必ず歯科医師に相談しましょう。無理に使い続けると、口腔内の傷や炎症につながることがあります。
破損やひび割れが起きた場合も、接着剤などで修理せず、速やかに専門医を受診することが望ましいです。
定期的なメンテナンスの重要性
入れ歯は一度作ったら終わりではなく、使い続ける中で少しずつ口の中の形が変化したり、摩耗によって合わなくなっていくことがあります。
そのままにしておくと「噛みにくい」「痛い」といった不具合につながることもあります。
入れ歯の費用と治療期間の目安

入れ歯の費用や治療期間は、選択する種類や治療方法によって大きく異なるため、ここではその目安について詳しく解説します。
保険と自費の費用相場
入れ歯の費用は「保険診療」か「自費診療」かによって大きく変わります。
保険診療の場合、使用できる素材やデザインに制限がありますが、一般的なレジン床義歯であれば数千円から1万円程度の自己負担で作ることが可能です。費用を抑えられる点が大きなメリットです。
一方、自費診療では、金属床義歯やノンクラスプデンチャーなど、見た目や装着感、機能性に優れた入れ歯を選ぶことができます。強度が高く薄く仕上げられるため違和感が少なく、見た目の自然さも向上します。
ただし、その分費用は数万円から数十万円までと幅広く、負担は大きくなります。
自費の入れ歯には快適さや耐久性といった大きなメリットがありますが、費用面での検討が欠かせません。治療を選ぶ際には、歯科医師から十分な説明を受け、納得したうえで選択することが大切です。
治療にかかる期間の流れ
入れ歯治療にかかる期間は、患者様の口腔内の状態や治療内容によって異なります。一般的には、初診から型取り、試適、完成・装着までに1〜2か月程度かかることが多いですが、歯ぐきの治癒や調整が必要な場合はさらに期間が延びることもあります。
自費診療の場合、精密な型取りや細かな調整を重ねるため、保険診療よりもやや長くなる傾向があります。
治療期間中は、複数回の通院が必要となるため、スケジュールに余裕を持って臨むことが望ましいでしょう。
まとめ

入れ歯には、費用を抑えられる保険適用のものから、装着感や見た目の美しさを追求した自費診療のものまで、様々な選択肢があります。
それぞれにメリット・デメリットがあり、一概にどれが一番良いとは言えません。最も大切なのは、費用だけで判断するのではなく、ご自身のライフスタイルや「何を一番重視したいか」という希望を明確にすることです。
その上で、信頼できる歯科医師と十分に話し合い、それぞれの特徴について納得のいく説明を受けてから決めることが、満足のいく治療への鍵となります。
入れ歯治療を検討されている方は、岡山市北区津島西坂の歯医者「MAEDA DENTAL CLINIC」にお気軽にご相談ください。
当院は予防中心型歯科診療で歯とお口を守ることを第一にご家族のどの世代にも優しく、より良い歯科医療を提供することを目指しています。