あなたの口臭の原因は何?口臭のリスクとチェック方法、対処法も
2026年01月22日(木)
歯のコラム
こんにちは。岡山市北区津島西坂の歯医者「MAEDA DENTAL CLINIC」です。

「自分は口臭があるのではないか」と不安に思ったことはありませんか。口臭は日常生活に大きな影響を与え、人間関係にまで関わることもあります。
口臭の原因は人それぞれであり、何が根本的な原因なのかを正しく理解することが重要です。正しい知識を持たずに対処すると、かえって症状を悪化させる恐れもあります。
この記事では、口臭の基礎知識から具体的な原因、そして自宅でできるチェック方法や口臭を改善するための日々の対処法について解説します。自分に合った方法で口臭を改善しましょう。
目次
口臭の原因

口臭にはいくつかの種類や原因が存在します。ここでは、主な原因に分けて解説していきます。
生理的な口臭
生理的な口臭とは、特別な病気や状態に起因するものではなく、生活習慣や一時的な要因によって生じる普通の口臭のことです。例えば、睡眠中は唾液の分泌が減って細菌が増えやすく、口臭の原因となる揮発性硫黄化合物が多く作られます。そのため、起床時は口臭が強くなりやすいです。
また、空腹時や緊張しているときにも、唾液の量が減って口の中が乾燥し、においを強く感じることがあります。歯磨きをしたり、食事をして唾液が分泌されたりすると、改善されることが多いです。
口腔内の疾患による口臭
病的な口臭としてよくみられるのが、口腔内の疾患による口臭です。例えば、歯周病が進行すると歯茎から膿が出て、強いにおいを発します。また、虫歯や根尖性歯周炎も、同様に口臭の原因となります。
そのほか、舌の表面に付着する白や黄色の舌苔も、口臭の原因のひとつです。口腔内のトラブルを解決すると口臭も改善しやすくなるため、早めに歯科医院で治療を受けましょう。
ストレスによる口臭
ストレスが溜まると唾液の分泌量が減少し、口の中が乾燥します。唾液には抗菌作用があるので、唾液が少なくなると口内の細菌が繁殖しやすくなり、これが間接的に口臭の原因となります。
さらに、ストレスは自立神経の乱れを引き起こし、消化不良や胃腸の不調を伴うことが多いです。これにより、胃からのにおいが呼気に混じって強くなることがあります。
全身疾患による口臭
全身疾患が原因で口臭が生じるケースもあります。例えば、胃腸の不調による口臭や、糖尿病のケトアシドーシスによって発生する甘酸っぱいにおいなどです。糖尿病の方は、ケトン体が過剰に生成されることによって、特有の口臭がするといわれています。
また、消化器系の疾患が原因で慢性的な口臭が現れることもあります。このようなケースでは、口腔内のケアだけでは改善しないため、内科や消化器科での診察が必要です。
飲食物や嗜好品による口臭
においの強い食べ物や、コーヒー、お酒、タバコなどの嗜好品を摂取した後は、一時的に強い口臭が出やすくなります。これは、食べ物が口の中や歯の間、舌の表面に残っているためです。
特に、ニンニクやネギ、においの強い香辛料を含む料理は、体内に吸収された成分が血液を通じて肺に運ばれ、呼気中に現れるため、時間が経ってもにおいが消えにくい特徴があります。また、喫煙は口腔内の乾燥を引き起こし、唾液の自浄作用が低下するため、においが残りやすくなります。
口臭があるか確認する方法

自分の口臭を客観的に判断するのは難しく、他人から指摘されて初めて気づくケースも少なくありません。
しかし、口臭は早期に対処すれば改善が期待できるものです。自分でできる口臭の確認方法を知っておけば、気になる口臭の有無を早めに把握でき、適切な対策を講じやすくなります。
ここでは、自宅でできる口臭チェック方法について、いくつかの方法を紹介します。
手やコップを使ったチェック方法
清潔な手のひらに息を吹きかけ、においをかいでみてください。このとき、手に異臭が残るようなら、口臭があるサインかもしれません。
別の方法として、清潔なコップに息を吹き込み、その後ゆっくりと鼻でにおいを確認する方法もあります。コップの中に息を閉じ込めることで、口の中に存在するにおい成分をより正確に感じ取れるでしょう。
デンタルフロスや舌苔を使ったチェック方法
より正確に口臭を確認したい場合には、以下の方法も取り入れてみてください。まず、デンタルフロスを使った方法です。デンタルフロスで歯と歯の間の汚れを取り除いたあと、デンタルフロスのにおいを嗅ぎます。
デンタルフロスは歯と歯の間の汚れを取り除くために使いますが、そのにおいから口臭のチェックができます。においが強い場合は、歯周病が進行している可能性も考えられるでしょう。
次に、舌苔を使ったチェック方法です。清潔なスプーンの裏で舌を軽くこすったあと、そのにおいを嗅いでみましょう。
舌の表面には苔状の舌苔が付着していることがあります。舌苔は、食べかすや細菌が含まれており、不快なにおいを発生させる原因です。スプーンの裏側に付着したにおいを確認することで、舌苔による口臭の可能性を判断できます。
市販の口臭測定器を使った確認方法
市販の口臭測定器は、口臭の強さを数値で測定できるアイテムです。呼気中の口臭の原因になる成分をセンサーで検出し、目に見える形で結果を表示します。自分の口臭がどの程度あるのかを客観的に把握することが可能です。
口臭があるとどんなリスクがある?

口臭は単なる体の不調のサインにとどまらず、私たちの生活の質や人間関係にも大きな影響を与える可能性があります。自分では気づきにくい問題だからこそ、周囲の反応や自分自身の感じ方をもとに、口臭がもたらすリスクについて改めて考えることが大切です。
ここでは、口臭が及ぼす代表的な影響や、日常生活における具体的なリスクについて解説します。
人間関係のトラブル
口臭の存在は、自分では気付きにくいだけに周囲に不快感を与えている場合があります。人と会話する際に無意識のうちに相手と距離を取ってしまったり、相手も口臭が気になって会話を避けるようになったりする悪循環に陥ることもあります。
特に、ビジネスシーンや対人関係においては、第一印象や信頼感にまで影響を与える可能性もあるのです。
早期治療の機会の損失
慢性的な口臭を抱えていると、ほかの疾患の発見が遅れることもあります。たとえば、胃腸の不調に伴う口臭や、喉頭の病気によって口臭が発生するケースでは、口臭を放置するうちに病状が進行して重篤化する可能性も否定できません。
また、糖尿病の人に特有のケトン臭も、病気のサインのひとつです。口臭を放置していると、健康管理がおろそかになり、リスクが高まるのです。
心理的ストレス
口臭の悩みは心理的に大きなストレスを伴います。においが気になり、人前で話すことに消極的になる方も多いです。人間関係を築く上でも、相手に不快感を与えるのではないかと不安になり、自信を失う原因にもなります。
慢性的な緊張状態が続くことで、さらにストレスが増し、体臭や口臭が悪化するという悪循環に陥るケースもあります。
口臭対策の基本

口臭を予防・対策する基本は、毎日の丁寧な口腔ケアです。食べかすや歯垢が口腔内に残り、細菌が繁殖することで強い口臭の原因になるからです。
そのため、毎日の歯磨きを正しい方法で行い、舌や歯周ポケットの汚れをしっかり除去することが必要になります。口臭対策は、生活習慣全体を見直すことから始めましょう。
正しい歯磨き
口臭の予防・改善に最も基本となるのが、毎日の丁寧な歯磨きです。食後はしっかりと歯を磨きましょう。睡眠中は唾液の分泌が減って口臭が強くなりやすいため、就寝前は時間をかけて丁寧にお口をケアする必要があります。磨き残しがあると、食べカスが口の中で腐敗して、強いにおいを発生させます。
デンタルフロスや歯間ブラシも使用して、歯と歯の間も丁寧に汚れを除去しましょう。
舌苔の除去
舌の表面に付着する苔状の舌苔は、強い口臭の原因となります。食べかすや剥がれ落ちた細胞、細菌が混ざり合ってできる舌苔は、特に舌の後方にたまりやすく、嫌なにおいを発生させることが多いのです。
舌苔は歯ブラシで落とすのが難しいため、専用の舌ブラシを使いやさしく除去しましょう。力を入れすぎたり、喉を刺激したりしないように注意してください。
さらに、歯磨きだけでは口内の細菌をすべて除去することは難しいため、デンタルフロスや洗口液を併用するのが効果的です。デンタルフロスは歯と歯の間に詰まった食べかすを取り除き、菌の繁殖を防ぐ役割があります。
食生活と生活習慣の見直し
口臭を改善するためには、栄養バランスの取れた食事を心がけることが重要です。偏った食事は、口腔内環境を悪化させるだけでなく、全身の健康にも悪影響を及ぼします。特に、糖分を多く含む食品やドライフルーツ、飴などは、口腔内の細菌の栄養源となり、口臭の原因となります。
また、水分を十分に摂取することも重要です。口腔内が乾燥すると、唾液の分泌が減少し、口臭が発生しやすくなります。喉が渇いたと感じたら、できるだけこまめに水分を摂りましょう。
そのほか、喫煙や過度の飲酒は、口臭の原因となるだけでなく、全身の健康にも悪影響を及ぼします。口臭を改善したいと考えるなら、生活習慣を見直しましょう。
歯科治療
虫歯や歯周病は、細菌の繁殖によって不快なにおいを発生させます。虫歯や歯周病のある方は、まず治療を受けることが大切です。
また、歯並びの乱れがある人は、歯と歯が重なっている部分にプラークが蓄積しやすく、口臭の原因になることがあります。矯正治療を行うと、歯と歯の間のプラークを除去しやすくなるため、虫歯や歯周病の予防につながります。
定期的な歯科検診
歯磨きや生活習慣の改善に加え、歯科医院での定期的な検診を受けることも忘れてはいけません。歯のクリーニングでは、自宅でのケアでは届きにくい部分の汚れを取り除き、口臭の原因菌の繁殖を物理的に抑える効果があります。
また、口臭に特化した診療をおこなっている歯科医院もあるため、口臭が慢性的な場合は専門的なカウンセリングを受けることも検討しましょう。
まとめ

自分の口臭に気付くのは難しく、周囲の人に不快な思いをさせている場合も少なくありません。口臭は歯周病や虫歯、舌苔などの口腔内の問題だけでなく、体全体の健康状態を反映するサインともいわれています。
まずは自分の口臭を確認して原因を知り、適切な対策を講じることが大切です。日々の歯磨きや舌のケア、定期的な歯科受診などの基本的なケアに加えて、生活習慣の見直しや専門的な治療も取り入れることで、口臭の悩みを克服できるでしょう。
口臭の改善を検討されている方は、岡山市北区津島西坂の歯医者「MAEDA DENTAL CLINIC」にお気軽にご相談ください。
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