大人の歯の矯正にかかる費用は?保険適用の対象となるかも解説
2026年03月26日(木)
歯のコラム
こんにちは。岡山市北区津島西坂の歯医者「MAEDA DENTAL CLINIC」です。

歯の矯正費用は決して安価とは言えず、治療を検討する際の大きな判断材料になります。
しかし、費用の目安や治療方法ごとの違いを理解することで、自分に合った選択がしやすくなります。
この記事では、大人の歯の矯正にかかる費用の目安や、保険が適用される条件などについて詳しく解説します。歯の矯正を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
大人の歯の矯正にかかる費用

大人の矯正治療にかかる費用は、選択する矯正方法によって異なります。ここでは、代表的な矯正方法ごとの費用の目安について解説します。
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正は、歯にブラケットと呼ばれる小さな装置を取り付け、そこにワイヤーを通して力を加えることで歯を少しずつ動かしていく方法です。
見た目が目立ちやすいものの、歯に直接力をかけられるため、幅広い症例に対応できるのが大きなメリットです。特に歯並びが大きく乱れている場合や噛み合わせのズレがある場合には、ワイヤー矯正が選ばれることが多いです。
ワイヤー矯正には、表側矯正と裏側矯正があり、それぞれ特徴と費用が異なります。
表側矯正
表側矯正は、歯の表面にブラケットという装置を取り付け、そこにワイヤーを通して少しずつ歯を動かしていく治療法です。
最も歴史があり、幅広い症例に対応できる点が大きな強みです。歯の細かい動きもコントロールしやすく、調整もしやすいため、多くの歯科医院で採用されています。メタルブラケットは丈夫で壊れにくく、費用もほかの装置に比べて抑えられます。
一方で、銀色の装置は目立ちやすいため、歯科医院によってはセラミック製のブラケットが選択できることもあります。セラミック製の装置は歯の色になじみやすく、目立ちにくいのが特徴です。費用はやや高くなりますが、美しさを重視したい方には人気があります。
表側矯正の費用は、60万円から100万円程度が一般的です。見た目よりも確実性を重視する方や、重度の歯並びの乱れを治したい方に選ばれることが多い矯正方法です。
裏側矯正
裏側矯正は、歯の裏側(舌側)に矯正装置を取り付ける方法で、外から装置が見えにくいのが最大の特徴です。人前に出る機会が多い方や、矯正中の見た目が気になる方に選ばれています。
ただし、舌側に装置があるため発音に一時的な影響が出ることがあり、慣れるまでにやや時間がかかります。また、表側矯正に比べて高度な技術が必要になるため、費用が高額になる傾向があります。費用の相場は、100万円〜150万円ほどです。
審美性と機能性を両立したい方にとって、有力な選択肢の一つです。
マウスピース矯正
マウスピース矯正は、透明なマウスピースを段階的に交換しながら歯を少しずつ動かしていく矯正方法です。装置が目立ちにくく、周囲に気づかれにくい点から、大人の患者さんにも人気があります。
食事や歯磨きの際には装置を取り外すことができるため、口腔内を清潔に保ちやすいのが特長です。また、金属を使用していないため、金属アレルギーの症状が現れる心配がない点もポイントでしょう。
ただし、マウスピースを決められた時間装着する必要があり、自己管理が苦手な方には向かない場合もあります。費用の相場は、60万円〜100万円程度が目安です。症例によっては適応外となることもあるため、事前に歯科医師による診断が必要です。
歯の矯正治療の流れとそれぞれの費用

矯正治療は、相談からはじまり、精密検査、装置の装着、保定まで、いくつかのステップを踏んで進められます。それぞれの段階で費用が発生する可能性があるため、事前に確認しておくことが重要です。
以下に、矯正治療の一般的な流れと費用の目安をご紹介します。
初診・カウンセリング
矯正治療のはじめのステップは、歯科医院での初診・カウンセリングです。ここでは、歯並びや噛み合わせの状態を確認し、患者さまの悩みや希望を聞いたうえで、おおまかな治療方針や費用の目安について説明があります。
カウンセリングを無料で行っている歯科医院もありますが、有料の場合は3,000円〜5,000円程度が目安です。
精密検査と診断
カウンセリング後、より詳細な治療計画を立てるために精密検査が行われます。主な内容は、レントゲン撮影、口腔内写真の撮影、歯型の採取などです。これにより、歯並びや噛み合わせの状態を客観的に把握し、どのような矯正方法が適切かを判断します。
検査・診断の費用は、2万円〜5万円程度が一般的です。
治療前の処置
矯正治療を開始する前には、まず口腔内の環境を整える工程が必要になります。虫歯や歯周病が見つかった場合は、それらの治療を優先し、歯や歯ぐきを健康な状態にしてから矯正へ進みます。また、歯列を整えるスペースを確保する目的で、抜歯が行われることもあります。
こうした事前処置にかかる費用は内容によって幅があり、数千円〜数万円程度が目安です。スムーズに治療を進めるためにも欠かせない重要な準備段階といえます。
矯正装置の装着
治療計画に基づいて、歯に矯正装置を取り付ける段階です。ワイヤー矯正であればブラケットとワイヤーを装着し、マウスピース矯正であれば専用の装置を作製して装着を開始します。
この段階で治療費の中心となる費用が発生することが多く、支払い方法は事前に確認しておくことが大切です。
定期的な通院
装置の調整や経過確認のため、月に1回程度の頻度で通院します。調整料として1回あたり3,000円〜1万円程度かかる場合があります。通院回数が増えるほど総額も増加するため、事前の確認が重要です。
保定期間
矯正装置を外したあとは、歯並びを安定させるための保定期間に入ります。この期間では、リテーナーと呼ばれる保定装置を使用し、動かした歯が元の位置に戻らないように維持します。
装置は一定時間の装着が必要で、指示された使用方法を守ることが大切です。費用は2万円から5万円程度が目安とされます。
また、保定中も歯並びの状態を確認するために定期的な通院が必要で、1回あたり3,000円〜5,000円程度の費用がかかることがあります。
歯の矯正治療は保険適用の対象?

歯の矯正治療は、基本的に健康保険の対象外となる自由診療です。そのため、多くの場合は治療費を自己負担で支払う必要があります。
ただし、すべてが対象外というわけではなく、特定の条件を満たした場合に限り保険が適用されるケースもあります。
具体的には、顎の骨のズレが原因で噛み合わせに大きな問題がある顎変形症と診断された場合や、口唇口蓋裂などの先天的な疾患がある場合が該当します。
なお、保険適用で治療を受けるには、基準を満たした医療機関での治療が必要です。すべての歯科医院で対応しているわけではないため、事前に確認することが大切です。
歯の矯正治療にかかる費用の負担を抑えるには

費用負担を軽減するためには、制度や支払い方法を理解しておくことが重要です。ここでは、具体的な方法をご紹介します。
医療費控除を活用する
医療費控除とは、1年間に支払った医療費が一定の金額を超えた場合に、確定申告をすることで所得税の一部が戻ってくる制度です。
矯正治療でも、噛み合わせの改善や発音・咀嚼機能の回復といった医療的な目的があれば、医療費控除の対象になります。
通院のための交通費も一部認められるため、領収書や明細書は捨てずに保管しておきましょう。審美目的のみの場合は対象外ですが、診断書があると申請時に有利です。
分割払いやデンタルローンを活用する
矯正治療の費用を一度に用意するのが難しい場合は、分割払いやデンタルローンを利用するのも有効な手段です。多くの歯科医院では月々の支払いに対応したプランを用意しており、経済的な負担を軽減しながら治療を進めることができます。
ただし、分割払いには金利や手数料が発生することがあるため、事前に総額や条件を確認し、無理のない返済計画を立てることが大切です。
複数の歯科医院で見積もりを取って比較する
矯正治療の費用は歯科医院によって異なるため、1箇所だけで決めずに、複数の歯科医院でカウンセリングを受けて見積もりを比較することが大切です。費用だけでなく、治療方針や対応の丁寧さも含めて比較しましょう。
安いからといって必ずしもよいとは限らないため、総合的に納得できる歯科医院を選ぶことが大切です。
まとめ

歯の矯正治療にかかる費用は、選択する方法や治療期間によって大きく異なります。
ワイヤー矯正やマウスピース矯正など、それぞれの特徴と費用の目安を把握することで、自分に合った治療を検討しやすくなります。また、矯正治療は検査や装置の装着、通院、保定期間など複数の段階に分かれており、それぞれで費用が発生する可能性があります。
あらかじめ全体像を理解しておくことで、予算の見通しが立てやすくなります。制度や支払い方法も含めて確認し、無理のないかたちで治療を進めることが重要です。
矯正治療を検討されている方は、岡山市北区津島西坂の歯医者「MAEDA DENTAL CLINIC」にお気軽にご相談ください。
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