子どもの歯磨きは何歳から?正しいやり方と嫌がるときのポイント
2026年05月21日(木)
歯のコラム
こんにちは。岡山市北区津島西坂の歯医者「MAEDA DENTAL CLINIC」です。

子どもの歯磨きは、虫歯予防のためだけでなく、将来の口腔環境を整えるうえでも重要な習慣です。
しかし、実際には「何歳から始めればよいのかわからない」「嫌がってうまく磨けない」と悩む保護者の方も多くいらっしゃいます。乳歯は永久歯よりもやわらかく、虫歯が進行しやすいため、小さい頃から適切なケアを行うことが大切です。また、子どもの時期に歯磨き習慣が身につくと、大人になってからも口腔ケアへの意識を持ちやすくなります。
本記事では、歯磨きは何歳から始めるべきか、歯磨きするときはどうすればいいのか解説します。歯磨きを嫌がるときのポイントについても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
子どもの歯磨きは何歳から?

子どもの歯磨きは、乳歯が生え始める生後6か月頃から始めることが大切です。最初は下の前歯が1〜2本生えてくることが多く、この頃から口の中を清潔に保つ習慣をつけていきます。
生え始めの時期は、歯ブラシを無理に使わず、清潔なガーゼで優しく拭き取る方法でも問題ありません。まずは口の中を触られることに慣れることが重要です。嫌がる場合は短時間で終わらせ、少しずつ慣れてもらいましょう。
1歳頃になると歯の本数が増えるため、乳幼児用の歯ブラシを使用して毎日の歯磨きを習慣化していきます。特に上の前歯は虫歯になりやすいため、丁寧に磨くことが大切です。また、子ども自身に歯ブラシを持たせることで、歯磨きへの興味を持ちやすくなります。
ただし、小さな子どもは十分に歯を磨くことが難しいため、保護者の方による仕上げ磨きが必要です。特に奥歯や歯と歯の間は磨き残しが多いため、小学校低学年頃までは保護者の方が確認しながら磨いてあげましょう。
子どものうちからしっかり歯磨きをしたほうがよい理由

子どもの頃からしっかり歯磨きを行うことは、虫歯の予防だけでなく、将来の口腔環境を整えるうえでも重要です。
乳歯は永久歯よりもエナメル質が薄く、虫歯が進行しやすいという特徴があります。そのため、小さい頃から毎日の歯磨きを習慣化し、歯垢をしっかり取り除くことが大切です。
また、乳歯の健康状態は永久歯にも影響します。乳歯が重度の虫歯になると、その下で育っている永久歯に悪影響を及ぼす場合があります。さらに、乳歯を早い段階で失うと歯並びが乱れやすくなり、将来的な噛み合わせにも影響する可能性があります。
子どものうちに歯磨き習慣を身につけることで、大人になってからも自然に口腔ケアを継続しやすくなります。毎日決まった時間に歯を磨く習慣は、生活リズムを整えることにもつながります。
子どもの歯磨きのやり方

ここでは、歯磨きをするときに意識したいポイントを解説します。
お子さんに合った歯ブラシを選ぶ
子どもの歯ブラシは、年齢に合ったサイズを選ぶことが重要です。ヘッドが大きすぎると奥歯まで届きにくく、細かい部分を磨きにくくなります。小さめのヘッドを選ぶことで、口の中で動かしやすくなり、奥歯までしっかり磨きやすくなります。
また、毛の硬さはやわらかめ、またはふつうを選ぶと、歯ぐきへの負担を抑えやすくなります。硬すぎる歯ブラシは歯ぐきを傷つける原因になるため注意が必要です。持ち手は子どもの手で握りやすい太さのものを選ぶと、自分でも動かしやすくなります。
さらに、毛先が広がった歯ブラシは歯垢を落としにくくなるため、定期的に交換が必要です。1か月程度を目安に交換し、毛先が開いてきた場合は早めに新しいものへ取り替えましょう。
磨き残しが多い部分を意識して磨く
歯を磨くときは、汚れが残りやすい場所を意識して磨くことが大切です。特に奥歯の溝、歯と歯の間、歯ぐきとの境目には歯垢がたまりやすく、虫歯の原因になりやすいため注意が必要です。
また、生えたばかりの永久歯は周囲の歯より頭が出きっていないため、歯ブラシが届きにくいことがあります。そのため、歯ブラシを大きく動かすのではなく、小刻みに動かしながら丁寧に磨くことが重要です。
前歯の裏側や奥歯の奥は見えにくく、磨き忘れが起こりやすい部分です。仕上げ磨きでは、保護者の方が口の中を確認しながら、歯ブラシの毛先をしっかり当てるよう意識しましょう。特に夜は唾液の量が減り、細菌が増えやすくなるため、就寝前の歯磨きを丁寧に行うことが大切です。
磨く順番を決める
順番を決めずに磨くと、同じ場所ばかり磨いてしまい、反対側や奥歯に汚れが残ることがあります。
磨く流れを決めておくことで、磨き忘れを防ぎやすくなります。例えば、右上の奥歯から前歯へ進み、次に左側を磨くといったように順番を決めておくと、口全体をバランスよく磨きやすくなります。
また、小さなお子さんは長時間集中することが難しいため、効率よく磨く流れを作ることも重要です。毎日同じ順番で行うことで、子ども自身も磨く場所を覚えやすくなり、歯磨き習慣の定着にもつながります。
鏡を見ながら磨く
鏡を見ながら歯を磨くと、どこを磨いているか確認しやすくなります。特に前歯の裏側や奥歯は見えにくいため、鏡を使うことで歯ブラシを当てる位置を理解しやすくなります。
また、自分の歯を見る習慣がつくことで、子ども自身が口の中に興味を持ちやすくなります。「ここに汚れが残っているね」と保護者の方が声をかけながら進めることで、磨くポイントも覚えやすくなります。
さらに、親子で並んで鏡を見ながら磨くと、歯ブラシの動かし方を真似しやすく、歯磨きの習慣づけにもなるでしょう。
子どもが歯磨きを嫌がるときは

子どもが歯磨きを嫌がることは珍しくありません。特に小さい頃は、口の中を触られる不快感や、眠さ、遊びたい気持ちなどから歯磨きを嫌がることがあります。無理に押さえつけて磨こうとすると、歯磨きそのものに苦手意識を持つ原因になるため、少しずつ慣れてもらうことが大切です。
ここでは、子どもが歯磨きを嫌がるときに意識したいポイントを解説します。
歯磨きへの苦手意識を取り除く
子どもが歯磨きを嫌がる理由には「痛い」「怖い」「口を触られたくない」などがあります。特に強い力で磨くと、歯ぐきへの刺激から歯磨きを嫌がりやすくなります。
まずは短時間から始め「できたね」と声をかけながら進めることが大切です。最初から完璧を目指さず、少しずつ慣れてもらいましょう。
歯磨きのタイミングを工夫する
眠いときや遊びに集中しているときは、歯磨きを嫌がりやすくなります。そのため、機嫌の良い時間帯を選ぶことが大切です。また「ごはんのあとは歯磨きだよ」と事前に伝えることで、気持ちを切り替えやすくなります。
遊びやごほうびを取り入れる
歯磨きの歌を流したり、タイマーを使ったりすると、遊び感覚で取り組みやすくなります。歯磨き後にシールを貼るなど、小さな達成感を得られる工夫もよいでしょう。毎日続けることで「歯磨きができた」という自信にもつながります。
好みの歯ブラシや歯磨き粉を使う
好きなキャラクターの歯ブラシや子ども向けの風味の歯磨き粉を使うことで、歯磨きへの関心を持ちやすくなります。また、自分で選んだ歯ブラシを使うことで、歯磨きへの意欲につながることもあります。お子さんと一緒に年齢に合ったものを確認しながら選ぶことが大切です。
親子で一緒に歯磨きをする
子どもは保護者の行動を見ながらさまざまな習慣を覚えていきます。そのため、親子で一緒に歯を磨くことで、歯磨きを毎日の習慣として受け入れやすくなります。
また、保護者の方が楽しそうに歯を磨く姿を見ることで「自分もやってみよう」という気持ちにつながることがあります。さらに、親子で会話をしながら歯を磨くことで、リラックスした雰囲気を作りやすくなり、歯磨きへの抵抗感を和らげることができるでしょう。
まとめ

歯磨きは、乳歯が生え始める頃から始めることが大切です。乳歯は虫歯になりやすいため、小さい頃から歯磨きを習慣化することで、健康な口腔環境を保ちやすくなります。また、子どもの頃の歯磨き習慣は、のちに生えてくる永久歯の健康にもつながります。
歯磨きをする際は、年齢に合った歯ブラシを選び、奥歯や歯と歯の間など汚れが残りやすい部分を意識して磨くことが重要です。また、子どもが歯磨きを嫌がる場合は、無理に行わず、楽しい雰囲気の中で少しずつ慣れてもらいましょう。
お子さんのお口の健康を守りたいとお考えの方は、岡山市北区津島西坂の歯医者「MAEDA DENTAL CLINIC」にお気軽にご相談ください。
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