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顎関節症は放置すると危険?放置するリスクを解説!

2026年10月08日(木)

一般歯科・口腔外科

こんにちは。岡山市北区津島西坂の歯医者「MAEDA DENTAL CLINIC」です。

顎関節症で顎に痛みを感じる女性

顎の痛みや口の開けにくさがあっても「しばらく様子を見れば治るのでは?」と考え、受診せずに過ごしている方もいるでしょう。

顎関節症は症状が軽くなる場合がある一方で、痛みや開口障害が長く続き、食事や会話などの日常生活に影響を及ぼすこともあります。そのため、症状が続いている場合は、放置してよい状態なのかを自己判断しないことが大切です。

また、顎への負担を減らすには、治療だけでなく普段の癖や生活習慣にも目を向ける必要があります。

この記事では、顎関節症を放置した際に考えられるリスクをはじめ、歯科医院で行う治療や、悪化を防ぐために日常生活で意識したいポイントについて解説します。

顎関節症とは

模型を使って顎関節症の説明をするイメージ

顎関節症は、口を開け閉めするときに使う顎の関節や、その周囲の筋肉などに痛みや動きの問題が起こる病気の総称です。

主な症状には「口を開けると顎が痛む」「以前より大きく口を開けられない」「顎を動かすとカクカクと音がする」などがあります。症状の現れ方には個人差があり、痛みが中心の方もいれば、口の開けにくさや音が気になる方もいます。

顎関節症には、顎を動かす筋肉の痛みや顎関節そのものの痛み、関節の中でクッションの役割を担う関節円板のずれなど、複数の状態が含まれます。また、歯ぎしりや食いしばり、上下の歯を長時間接触させる癖など、顎に負担をかける要因が関係することもあります。

ただし、顎の痛みは親知らずや歯の根の周囲の炎症などでも起こる場合があります。顎の痛みや口の開けにくさが続いている場合は自己判断せず、歯科医院で原因を確認することが大切です。

顎関節症を放置するリスク

顎関節症を放置するリスクを伝えるイメージ

顎関節症は、時間の経過とともに症状が軽くなることもあります。

しかし、痛みや口の開けにくさを抱えたまま顎への負担が続くと、日常生活に影響が及ぶ場合があります。ここでは、顎関節症を放置した場合に考えられるリスクについて解説します。

症状の慢性化

顎関節症は自然に症状が軽くなることもありますが、なかには顎の痛みが長く続くケースもあります。特に、硬い物を頻繁に噛む、上下の歯を長時間接触させるなど、顎に負担をかける行動が続いている場合は注意が必要です。

痛みが続くと、食事や会話の際に顎を動かすことがつらくなり、日常生活に支障をきたすことがあります。また、痛みを避けるために口をあまり開けない状態が続くと、顎関節や顎を動かす筋肉の動きが制限される場合もあります。

すべての顎関節症が慢性化するわけではありませんが、痛みがなかなか治まらない、何度も繰り返すといった場合は、そのままにせず歯科医院で状態を確認してもらいましょう。

開口障害の悪化

顎関節症では、口を大きく開けにくくなる開口障害がみられることがあります。顎関節の中でクッションの役割を担う関節円板のずれや、顎関節・周囲の筋肉の痛みなどが関係します。

口を開けにくい状態が続くと、食べ物を口に運びにくくなったり、歯磨きやあくびがしづらくなったりすることがあります。さらに開けられる範囲が狭くなれば、食事や会話など普段の生活にも影響が及ぶ可能性があるでしょう。

頭痛や肩こりなどの全身症状

顎関節症がある方のなかには、顎の痛みだけでなく、頭痛や首・肩周辺の不快感を覚える方もいます。顎を動かす筋肉はこめかみなどにも広がっているため、筋肉に負担がかかることで頭の痛みとして感じる場合があるのです。

また、顎の痛みが長く続くことで、日常生活で体に力が入った状態が続くこともあります。

ただし、頭痛や肩こりにはさまざまな原因があり、すべてが顎関節症によって起こるわけではありません。顎の症状とあわせて頭痛や首・肩の不調が続く場合は、それぞれの原因を見極めることが大切です。

精神的ストレスの増加

顎の痛みや口の開けにくさが長く続くと、食事や会話など普段の生活そのものが負担に感じられることがあります。「食べるとまた痛むかもしれない」「口を開けるのが怖い」と症状を気にする時間が増えることも、精神的な負担につながります。

また、ストレスや緊張は顎関節症と無関係ではありません。ストレスを感じているときには、無意識に歯を食いしばったり、上下の歯を接触させ続けたりすることがあり、顎の筋肉への負担が増す場合があります。

このように、顎の症状がストレスにつながる一方、ストレスによる行動が顎に負担をかけることもあります。痛みや不安を長く抱え続けないことが大切です。

顎関節症の治療法

スプリント療法でマウスピース型の装置を使用する女性

顎関節症の治療では、症状の種類や程度、顎関節・筋肉の状態などを確認しながら方法を検討します。ここでは、歯科医院で行われる主な治療法について解説します。

スプリント療法

スプリント療法は、患者さんの歯並びに合わせて作ったマウスピース型の装置を歯に装着する治療法です。一般的には上または下の歯列を覆う形の装置を使用し、顎関節や顎を動かす筋肉にかかる負担を軽くすることを目的とします。

顎関節症の症状やお口の状態を確認したうえで装置を作製し、決められた時間に装着します。使用する装置や装着時間は患者さんの状態によって異なるため、歯科医師の指示に従って使用することが大切です。

薬物療法

顎関節症で顎の関節や周りの筋肉に痛みがある場合は、痛み止めの薬を使うことがあります。炎症や痛みを抑える薬によって、食事や会話などで顎を動かしたときのつらさを軽くすることが目的です。

薬には副作用が生じる可能性もあるため、自分の判断で量を増やしたり長期間飲み続けたりせず、歯科医師から説明された量や期間を守って服用することが大切です。

理学療法

理学療法は、顎を動かす運動や筋肉への働きかけによって、痛みを和らげたり、顎の動きを改善したりする治療法です。

たとえば、口を開けにくい場合には、顎をゆっくり動かして開けられる範囲を広げる開口訓練を行うことがあります。また、顎周辺の筋肉をほぐすマッサージや温める方法などが用いられる場合もあります。

行う内容は、痛みや口の開き具合などによって異なります。無理に大きく口を開けたり、強い力で顎を動かしたりせず、歯科医師などから説明された方法で取り組むことが大切です。

顎関節症の悪化を防ぐために意識したいこと

顎関節症の悪化を防ぐために意識したいことを伝える女性

顎関節症では、普段何気なく行っている動作が顎への負担につながる場合があります。症状を悪化させないためにも、毎日の生活のなかで顎に負担をかけている行動がないか振り返ってみましょう。

歯を接触させる癖に注意する

食事や会話をしていないときは、上下の歯がわずかに離れているのが自然な状態です。

それにもかかわらず、無意識に上下の歯を長い時間触れさせている状態をTCH(歯列接触癖)と呼びます。

強く噛みしめていなくても、歯が触れた状態が長く続くと、顎を動かす筋肉に負担がかかります。パソコンやスマートフォンを使っているときなど、何かに集中している場面では歯の接触に気づきにくいため注意が必要です。

ふと気づいたときに上下の歯が触れていたら、歯を離して顎の力を抜くことを意識しましょう。

硬い食べ物を控える

顎に痛みがあるときは、硬い食べ物や噛む回数が多くなる食べ物を控えることが大切です。硬い物を繰り返し噛むと、顎関節や顎を動かす筋肉に負担がかかり、痛みが強くなる場合があります。

症状が気になる時期は、食材を小さめに切ったり、やわらかく調理したりすると、食事中の顎への負担を減らせます。また、大きな食べ物にかぶりつくなど、口を大きく開ける食べ方もできるだけ避けましょう。

頬杖など顎に負担をかける習慣を見直す

頬杖をつく、大きく口を開けるなど、普段の何気ない動作が顎への負担になることがあります。特に頬杖は、手で顎を押すことで外から力が加わるため、顎関節症の症状があるときは控えることが大切です。

また、大きなあくびや長時間にわたる咀嚼なども、顎関節や周囲の筋肉に負担をかける場合があります。あくびが出るときは口を必要以上に大きく開けないなど、顎に強い力がかからないよう意識しましょう。

日常生活のなかで顎に痛みや疲れを感じる動作がないか振り返り、負担となっている習慣を減らしていくことが大切です。

まとめ

顎関節症を治療して口を開けて笑えるようになった女性

顎関節症では、顎の痛みや口の開けにくさ、関節の音などがみられます。自然に症状が軽くなる場合もありますが、痛みや開口障害が長引くと、食事や会話など日常生活に影響が及ぶことがあります。

治療には、マウスピース型の装置を使用するスプリント療法、痛みを和らげる薬物療法、顎の動きを改善する理学療法などがあり、症状や顎の状態を確認したうえで治療方法を選びます。

また、顎への負担を減らすには、歯を接触させる癖に注意し、硬い食べ物や頬杖などの習慣を見直すことも大切です。顎の痛みや口の開けにくさが続いている場合は、そのまま放置せず、歯科医院で原因や顎の状態を確認してもらいましょう。

顎関節症の症状にお悩みの方は、岡山市北区津島西坂の歯医者「MAEDA DENTAL CLINIC」にお気軽にご相談ください。

当院は予防中心型歯科診療で歯とお口を守ることを第一に、ご家族のどの世代にも優しく、より良い歯科医療を提供することを目指しています。

お口のトラブルでお悩みの方は、ぜひ岡山市北区の歯医者「MAEDA DENTAL CLINIC」へご相談ください。WEB予約も受け付けておりますので、お気軽にご活用ください。

前田 武将

■この記事の監修者

前田 武将

経歴
  • 2000年 岡山大学歯学部 卒業
  • 2004年 岡山大学大学院 歯周病態学分野 修了・学位取得
  • 森本歯科(姫路)に2年勤務
  • MOMO DENTAL CLINIC(岡山)に3年勤務
所属機関
  • 日本口腔インプラント学会
  • 日本顎咬合学会
  • 日本歯周病学会
  • 日本臨床歯科学会(大阪SJCD)
  • K.I.S スタディーグループ
  • CSTPC
  • MID-G

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